先週の三嶺から1週間。
幼い子持ちのお父さんが2週連続で遊ぶわけも行かず、今週は家庭サービス日の予定でしたが・・・
土曜日夜、ふと閃いて・・・
「どうせ、休日は嫁も子供もなかなか起きない。昼前ぐらいに戻れる山なら、こっそり行けるんじゃ!?」
しかし自宅から登山口までの往復、それに山歩きの往復、いくら時間を稼ぐとはいえ暗闇を歩くのはちょっと・・・
そんな条件を色々考えていると、1つ発見。
それが阿波国見山。
国見山という名前の山は全国各地に複数あって、四国だけでも3か所あります。
高知に2山、そして今回訪れた、徳島祖谷から登る、阿波国見山(標高1409m)です。
ここなら、登山口まで車で1時間半程度、コースタイムもみなさん登り1時間~1時間半ぐらいなので、朝5:00ぐらいに出れば、11:00には余裕で戻れそうです。
ブナ林の稜線歩きもできるみたいだし、決定です(^^)
阿波国見山には登山口が上と下の2か所に分かれている様でした。
積雪期は道が雪で通行できず、下から登る事が多いみたいですが、今回車道に雪はなく、もちろん上の登山口から出発。
立派な駐車場と、看板がありました。
予定より少し遅れて6:50、スタートです。
登り始めは灌木帯。
リョウブでしょうか?
少しすると植林の中の防火帯の急登が始まります。
残雪が所々凍っていて、不意に滑るので慎重に登って行きます。
あっという間に防火帯を抜け、稜線へ。
ここからお待ちかね、ブナの道です。
稜線上の雪は所々を残し、ほとんど溶けています。
今シーズンはもう、最後かな?
ブナはもちろん、まだ冬の装い。
まだ眠り続けている、無数の枝の間を、ひんやりした風が吹き抜けていきます。
サワサワした音色が気持ちいい。
ほとんどフラットな道を頂上へ向かいます。
大岩を過ぎ、国見神社へ。
神社の向かいに避難小屋がありました。
先週訪れた、三嶺ヒュッテとは比べるべくもないですが、十分しっかりとした感じです。
ここまで来ると、もう山頂は目と鼻の先。
頂上直下の急登を上り詰め、まるで双子のようなブナの木が見えてくると・・・
8:00 着きました。
国見山(1409m)頂上です。
見晴らし最高です。
山座同定板もありましが、残念ながら今回は靄の為、遠方は白く霞んでいます(^^;
山頂から北へ伸びる稜線上のピーク(1352m)と(1343m)ぐらいまでは、ハッキリ見えましたがそれから先は・・・
条件が良ければ、剣山、三嶺、本山白髪山、塩塚峰、雲辺寺山、日の丸山とぐるり見渡せるようです。
今回は少し、残念。
pm2.5予報で中程度の飛来とあったので、その影響でしょうか?
あまり時間が無いので、おにぎりだけの食事を済まし、8:30に下山開始。
ピストンなので、先ほど通った道ですが、この尾根筋のブナ林ではやはり何度も足を止めてしまいます。
撮っては少し歩いて、また撮って。
一行に進みません(^^;
もうすぐ訪れる新緑のシーズン、ここは外せないと思いました。
防火帯まで来ると、後はザクザク下るのみ。
途中5~6名の方とすれ違いながら、9:30 登山口着。
お手軽ハイキングコースといった感じですが、素晴らしい稜線のブナに感動しました。
もう少し時期が早ければ霧氷、そして秋はもちろん紅葉も楽しめそうです。
ガッツリ登って登山を楽しむって方には少し物足りないかもしれませんが・・・
お手軽で・・・その割に得られる景色は最高という、まるで吉野家の牛丼??みたいな山でした。
ホント、いい山。
今回のような駆け足登山でも、十分満足できる山行となりました。
また来ます。