9月に入り、朝晩は少しずつ秋めいてきました。
まだまだ昼間は暑いですけどね(^^;
今年の夏も、いつものようにあっという間に過ぎ去りました。
夏の間にやりたかったこと、出来たこともあれば出来なかったことも。
これまた、例年のごとく少し悶々とした気分を引きずりながら、季節は移り変わっていきます。
さて、今回は四国のほぼ中央にある野地峰~黒岩山を歩いてきました。
先日訪れた、白髪山(本山)の西方に位置し、さらに西方にはブナの大木で有名な大座礼山があります。
黒岩山はけっしてメジャーな山ではありませんが、立派なブナの大木があるとの情報を得て、どうしても見たい、撮りたいという事で行ってきました。
いろいろ調べてみると、とりあえず野地峰からの縦走ルートが一般的との事でした。
野地峰まで約1時間、それから黒岩山まで約1時間のプチ縦走です。
登山口は高知県大川村にある白滝の里山村広場グランド横から。
5分ほど林道を歩くと登山口の看板が見えてきます。
野地峰までは植林帯歩き。
つづら折りを数回繰り返します。
約1時間で野地峰山頂。
東側に目をやると目指す黒岩山が見えます。
なかなかどうして、マイナーな山とは思えない立派な山容です。
野地峰からは明るい、快適な稜線歩き。
吹き抜ける風が本当に心地良いです。
鹿にも遭遇。一瞬で走り去っていきました。
多少のアップダウンを繰り返し、最後の急登を超えると黒岩山頂上。
三角点はさらに先の藪の中にありました。
目指すブナは山頂から北東側の斜面にありました。
登山道から少し下ります。
そこは窪地になっていて、小さな沼がありました。
周りは笹の平原で、大小ブナの木が乱立しています。
その中でひと際大きなブナの木。
一目でそれと分かります。
目指していた、【八方ブナ】です。
名前の通り、地表すぐから四方八方に幹を広げています。
写真では分かりにくいですが、その大きさといったら!
それだけで、1つの森です。
圧倒されます。
気づけばあっという間に一時間撮り続けていました(^^;
秋の紅葉、雪景色にたたずむ姿、春の新緑。
季節、時間帯を変え、撮り続けたいと思わせる木です。
また訪れると固く決意して下山。
野地峰~黒岩山ルートはマイナーながらも展望良し、気持ちのいい稜線歩きもできて、素晴らしい木にも出会える、なかなか濃いルートでした。
短時間で縦走できるので、野地峰に登られた方はもうひと踏ん張り、
黒岩山まで足を延ばされてはいかがですか?!(^^)!
さて次はどこ行こう?