山歩き日 2020年1月1日
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
遂にオリンピックイヤーでもある2020年が幕を開けた。
2013年におもてなし招致が決まった時はまだ7年も先だと思ったものだけど、本当にあっという間だった。
登山を始めたのがその翌年の2014年、そしてこのブログが始まったのが2016年の秋。
年々登山回数は減少してしまい、なんと昨年は8回。
このブログの更新はたったの11回となっている。
宝の持ち腐れもいいところだ。
今年はなんとかもう少し増やしたいもの。
いろいろと公私共に忙しくなりそうではあるけれど、本厄でもあるけれど、年々疲れは抜けないけれど、体重は増える一方だけれど、そのくせ給料は増えないけれど・・・。
でもとりあえず頑張ります。
さて早速正月元旦、正真正銘の1月1日早朝、泣き叫ぶ家族を残して工石山へ向かう。
今回は山頂を目指して登るというよりは初日の出の撮影がメイン。
途中の絶景ポイントで日の出をおさえてさくっと戻る計画だ。
日の出は7時過ぎなので逆算して4時半出発の予定だったけれど、フットンダ王にゆりやんが出ていたので5時になってしまう。
日の出撮影でこのタイムロスは痛い。
更に向かっている途中でカメラのバッテリーを忘れた事が発覚。
急いでUターン。
高知の中嶋悟と呼ばれても過言ではないペースで戻る。
しかし戻る途中予備バッテリーを持っていた事を思い出し再度Uターン!
またしてもタイムロス。
間に合うのか??
6:05 登山口到着。
結構駐車台数が多い。
10台はある。
とりあえず屏風岩から撮影を目論むけど、この分だとポイントは先行者におさえられているかもしれない。
標高差は150m程度だが、距離が約2kmある。
日の出の15分前には到着したいところ。
すごいギリギリな感じがする。
6:10 慌ただしく準備して出発。
もちろん道中の写真はなし。
暗いし、急いでいるし。
そしてまたしても途中で車に手袋を忘れた事を思い出す。
しかし流石にもう戻る時間はない。
新年早々早速猛威を奮っている本厄の災難を呪う。
だが男はじっと忍耐。
手先をフーフーしながら徐々に白んでくる空に追われるように先を急ぐ。
6:45 何とかギリギリ間に合った。
予定していた桧屏風岩に到着。
ただ見晴らしが良いメインの岩場には二人組の先行の方が。
狭いのでお邪魔するのも忍びなく、奥の小岩へ登ってみる。
手前に灌木があり、左側には屏風岩がそびえているので広角では撮りにくい。
だが何とか日の出は拝めそうだ。
いつものフォクトレンダー58mmで記念すべき令和2年、ワンカット目が上の写真。
画面中央、香南市、南国市の街並みの奥には土佐湾。
カメラを右に振ると浦戸湾がくっきりと見える。
それにしてもまさかのド快晴。
ありがたやありがたや。
7:12 遂にちょこっと太陽が頭を出した。
いよいよだ。
7:18 完全に姿を現した太陽。
神々しい光に包まれる。
あまりにも神々しすぎてそこらへんの不届き者などは一瞬で溶けてしまいそうなくらいだ。
もちろん私は大丈夫だが。
西側を24mmで。
周りの木々たちが黄金色に包まれる。
右奥に見える岩が妙体岩と呼ばれる大岩で、昔土佐湾の船乗りたちの目印となったという。
先行の二人組が撤収されたので場所を本命ポイントに移動して撮影。
障害物なしの大絶景が広がる。
本来ここから撮りたかったのだ。
側にある白骨樹を絡めて。
人間が両腕を広げて伸びているように見える。
もう少しで話しかけてしまうところだった。
ここは少し狭いテラスだが最高の日の出撮影ポイントだと実感。
さてすっかり太陽も上がってしまったのでそそくさと下山開始だ。
正月早々の単独行動に家族の怒りのボルテージは上がりまくっている可能性がある。
ただもちろん写真も撮りながら下る。
普通に撮るのも面白くないのでいつもと趣向を変えて24mmの開放のみ縛りで。
おおお・・・
ぐぐぐ・・・
あああ・・・
ぬぬぬ・・・
うっとり・・・
素晴らしい・・・
ついつい登山で写真というと細部までしっかり撮ろうと絞り気味にする事が多かったけれど・・・
ボケた画もいい・・・
開放F1.4は流石に美味しい・・・
こりゃもっと多用すべしですね・・・
灌木の向こうに三辻山。
少し開てくると・・・
ヤッホーポイント!
嬉し恥ずかし今回も叫ぶことはできず。
多くの樹木にこんな感じでプレートが取り付けられている。
人里離れた奥深い山奥でこれを発見すると若干がっかりしてしまうんだが、工石山では逆にほっこりしていい気分。
8:30 下山完了。
新年初登山はここに無事終了した。
工石山は予想通り最高の日の出ポイントだった。
屏風岩以外にも少し先に風の谷という場所があり、そこからも南側の展望がいい。
もちろん頂上展望台からも絶景が広がっている。
もちろん展望だけではなくて、ブナやシャクナゲ、ツツジなど豊かな自然林も楽しめるし、賽の河原と呼ばれる小さな沢もある。
様々なコースもあるので何回でも楽しめそうだ。
私も今度じっくり時間をかけて歩いて見たい。
それでは、また次回。
※帰宅すると泣き叫ぶどころか、あ、おったが?みたいな扱いでかじかんだ手がさらに痛みを増した男からの投稿・・・