山歩き日 2021年1月3日
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
コロナで大揺れに揺れた2020年。
本当に激動の1年だった。
今までの価値観が大きく変化し、嫌でも対応せざるを得なくなった年。
その変化に若干慣れたとはいえ、コロナ以前の世界を懐かしむ習慣は相変わらず続いている。
早く元の状態に戻りたい。
今年こそはと新たな気持ちで迎えた2021年。
だが、第三波の感染拡大は昨年の春をも上回る勢いで、ついには緊急事態宣言が再発令。
先行きは暗い。
さてそんな中での2021初登り。
意気揚々と天狗塚をプランニング。
あの秀逸なとんがり山は四国の山々の中でも一、二位を争う美しさ。
まさに初登りに相応しい名山である。
通常なら北側の林道から登るのだが、今回はさらにレアな亀尻峠からのルートを選択。
牛の背経由で頂上を目指す。
7:00 ローソン大歩危でTと合流する。
今年もよろしくなのである。
道の駅にしいや手前の峠は凍結気味。
慎重に通過。
いつものように剣山方面へ439号を東進する。
やがて国道沿いにある、三嶺タクシーの看板を目印に右へ下り入る。
橋を渡り、一つ目の分岐を右へ。
そのまま進み、次の分岐を左へ。
あとは道なりに進む。
積雪が増えてきたので慎重に。
やがて路肩に先行者と思われる車が2台駐車してあったのでその近くへ駐車する。
ここから歩きだ。
まずは登山口である亀尻峠を目指す。
雪はたっぷり。
ふかふか。
動物以外のトレースなし。
どうやら先行者はいない様子。
駐車していた主は逆方向へ向かったのだろうか?
まずは林道歩き。
いつもならつまらない林道歩きも雪のおかげでめちゃくちゃ楽しい。
すごい氷柱。
ダラダラです。
を撮る私。
今回からカメラ機材変更。
まだ全然使いこなせていない・・・
早く慣れなくては・・・
何かの実。
日差しも出てきた。
風もない。
最高のスノーハイク。
雪が本当に綺麗。
写真撮るのに立ち止まったりでなかなか進まない。
基本この林道は木々に囲まれ展望は得られなかったのだが、一箇所開けたポイントあり。
現場では分からなかったのだが、一番奥に名峰三嶺が見えているっぽい。
やがて看板が。
ん?
天狗塚まで4400m?
うーむ。
この積雪では果てしなく長く感じる。
こりゃ無理だな。
登山口から1400m歩いてどうやら亀尻峠に到着した様子。
ゆっくりし過ぎてすでにスタートから1時間半も経過している。
周りは杉の植林帯。
美しい。
峠を過ぎてすぐまずまずの傾斜の上り。
いつもなら撮影用の小道具と化しているTのピッケルが何気に活躍している。
そして・・・
・・・
・・・
ちょっと危うげなトラバースポイントが現れて・・・
・・・
・・・
アイゼンを装着し、進んでみるも・・・
・・・
・・・
・・・
名誉ある撤退!!
だって・・・
ちょっと危なそうですもの。
無理は禁物。
そもそも天狗塚までたどり着く時間も無さそうだし。
今日はもういいの。
私の登山歴史上最速の撤退。
ほとんどスタート地点ぐらいな感じの峠で撤退となったので時間があまりまくり。
近くを探索してみる。
いやーしかし、本当に雪山楽しい。
何気ない道を歩くだけでワクワクさんである。
とりあえずすぐ近くの1268m峰に登ってみた。
展望はなし。
天狗塚から比べるともちろんものすごく残念ピークではあるが。
とりあえず記念だ。
フワッフワッの粉雪。
足跡をつけるのが憚れる。
辺りをウロウロして少し早いけど下山開始。
林道の展望ポイントまで戻った。
絶景なり。
ここで昼飯休憩。
お湯を沸かしてカップ麺を作る。
今日は鴨そば。
出汁が五臓六腑に染み渡る。
うまい。
雪のキラキラを撮りたかったのだが、なかなか難しい。
昼飯を済ませ、あっという間に下山完了である。
新年最初の登山としてはいささか不完全燃焼感が拭えない今回の山登り。
更にカメラ機材を変更したのでなかなか集中して撮れなかったのも心残りではある。
しかも欲張って動画も撮りながらなので落ち着かない。
早くなれる為にしばらくカメラ漬けで過ごさなくては・・・
まあ新しいカメラでどんな画が撮れるのか。
今から非常に楽しみ楽しみ。
今年も安全で楽しく無理のない登山を!
ではまた。