森の旅 

To the world where you've never seen.

, …

なんとなく唐人駄馬と足摺岬に辿り着いたお話

約6分


ぶらぶら日 2020.9.27

しばらく山へ行けていない。
仕事が忙しく、休みの日も打ち合わせ等の用事が出来てしまい、全休が取れない日々が続いている。
まあ仕事があるだけありがたいと思わなくてはならないのだろうけど、そろそろゆっくりリフレッシュしたいところだ。
グズグズしていると秋の登山ベストシーズンもあっという間に終了してしまうだろう。
どーしたものかね・・・

さて今回の投稿、山登りの記録ではない。
相変わらずの全休が消えたので山は断念。
しかし何故かどうしても夜明けの海が撮りたくなり、急遽向かった高知西部のぶらぶら一人旅ツアーのお話。
仕事の現場確認も兼ねて西南部方面へ車を走らせてみた。

入野海岸で迎える日の出。
夜から昼へ駆け足で空色は変化していく。
手持ちなので画質には目を瞑ってくださいませませ。
入野海岸といえば、高知県民ならTシャツアート展が行われる砂浜ですぐ通じるメジャーポイント。
今年はコロナ禍のおかげで開催が延期され、(例年ならばGWに開催されている)10月末に行われる様子。
砂浜に約1000枚のTシャツが並ぶ姿は圧巻。
ぜひ見てみてください。
まあ偉そうに語るワタクシも遥か昔に一回だけ見た程度で、どんな感じだったかあんまり覚えていない・・・(°_°)

波打ち際をテクテクテク。
山も良いけど、海もやっぱり良い。
登山にハマるまでは子供の頃からずっと釣りをしていたので、実は海の方が馴染みが深い。
そのせいか音や匂いなどの感覚が懐かしくてすごい心地いい。
落ち着く〜

椰子の木は大好き。
雰囲気出る。

テーブルの上にはコスモスが活けられている。
サーファーの方かな?
粋ですな。

朝日が顔を出した後も車を西に進める。
この辺りは入野、そして双海や平野など、サーフィンで有名なビーチが続く。
朝早くから多くの人手。

夏の名残の積乱雲がはるか南の海上に。
もう秋ですね・・・

黄金色に染まるビーチとサーファー。
めちゃくちゃカッコいい。
でも自分でやろうとは絶対思わない・・・(^^;)
なんか怖そうですもの。
THE SURFER'S JOURNALというサーフィン雑誌があるんだけれど、昔から大好き。
超絶おしゃれで凄い写真がてんこ盛り。
全くサーフィンやらないけど、なんかその本のデザインとか写真が好きすぎて読みまくっていた。
貧乏学生だったので立ち読みだが。
あの雑誌、お高いんですよね。
でも久しぶりに見てみるか〜〜。

さてすっかり太陽も上がった。
当初の目的(夜明けの海撮影)は達成したし、戻ろうかと思案。
仕事の現場確認もしないといけないし。
でもまだ7時半。
もう少し先に進んでみよう。
海岸に別れを告げ、四万十川沿いを進んでみる。
とりあえず土佐清水を目指すことに。

いきなりワープ。
ここは唐人駄馬遺跡。
足摺半島のど真ん中の山中にある。
縄文時代早期(7000年前)〜弥生時代にかけての石器や土器片が出土している場所との事。
一面芝生なのは1977年に公園として整備された為。
貴重な遺跡をそんな事をして大丈夫だったのか??

ゴロゴロ石が点在している。
遺跡の名残かね。

唐人岩巨石群なるものがあるらしいので、レッツラゴー。
思いもかけず、山登りに突入。
ワクワク。

歩き始めてすぐに特徴的な巨石が姿を現した。

折り重なるように積み重なった巨石群。
なぜこうなった?
自然に削れたとか、そんな感じでは全くない。
散策道はこの巨石を縫うように設定されている。

登り詰めると太平洋を一望できる大絶景が登場。
うーむ素晴らしい。
ここで天の川撮りたいなぁ。
最高だろうな。
というかもっと広角のレンズが欲しい。

屈みながら潜ったり、狭い隙間をお腹をつっかえながら蟹歩きしたり。
なかなか面白い。

この巨石の森で、太古の人々が暮らしていたのだ。

鬼の包丁石。
絶対またがりたくない。

祭壇石。
同じような大きさの岩が二つ並んでいる。
奥に見える大きな岩と組成が違っているらしい。
どっかから移動され設置された?

亀石。
うーむ、意味深な形をしている。

古代の人々の暮らしに想いを馳せながら、ゆったりとした時間を過ごす。
ネットなどを検索すると、パワースポットなんて紹介されているが、正直ワタクシは鈍くてイマイチそういうの感じることはできないけど。
まあ確かになんか不思議な空気感といえば空気感。
なんとなくおすすめ。
絶景だしね。
あと、ただの石フェチさんも楽しめるでしょう。

巨石群の隣には足摺牧場なるものが隣接していた。
もちろん立ち寄る。

可愛すぎるポニー。
触れるくらいまで近寄ってきてくれた。
ナデナデナデ。

ポニーは何頭もいた。
本当に可愛い。

牧場と名のつくだけあってもちろん牛もいる。
しかし、密度濃いですな。

唐人駄馬を後にして松尾へ向かう。
海沿いの小さな港町。
確かここには立派なアコウの木があるはず。
それを見に行く。

松尾天満宮。
立派なアガベ。

そしてアコウの大木。
別名締めゴロシの木。
樹齢は300年とか。
凄い威圧感。
圧倒される。
そして相変わらずここは蚊が多い。
前来たときも蚊に刺されまくった記憶が・・・
数枚撮ってすぐ退散。

見渡す限り一面の青。
このまま足摺岬まで行ってみようかね。
どうせここまで来たんだから・・・

ワープ。
定番のアングル。
足摺岬展望台から、岬灯台を激写。
そういえばずっと高知に住みながら、ちゃんと足摺岬を見たのは初めて??
のような。
子供の頃来たっけなぁ・・・
間違いなく、自分の足では初めて。

眼下に広がる磯場。
そういえば磯釣りしばらく全然行ってない。
あんなにハマっていたのに。
久しぶりに時間とって行きたいねぇ・・・

周辺には遊歩道が整備されている。
海の音を聞きながらブラブラ歩いてみる。

なんかの実。

おしゃれに木洩れびを・・・
のつもりが、なんかよくわらかん写真に変化。

沢もあった。

いつもの山登りとは違った、照葉樹林の道。
なかなか趣があってよかですよ。
やっぱ森が好きです。

最後に土佐清水の街並みを。
地元の美味しそうなお店でお昼にしたかったけど、検索して良さげなお店は駐車場満車、駐車場不明、駐車場なしの3連チャンで諦めました。
いや〜それにしても良い気分転換になった。
危うく現場の確認を忘れてそのまま帰りそうになったが、それもちゃんとクリア。
充実した1日でした。
ではまた。
次は山やね。




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