森の旅 

To the world where you've never seen.

南嶺 皿ヶ峰~鷲尾山 ほっこり里山の旅

約7分


山歩き日 2019年2月24日

日曜日の14:00。
私は考えている。
今週雪山を歩きたかったのだが、いつものように風速80mで舞い込んできた仕事の為、なくなく諦めていたところ。
嫁や子どもはママさんバレーの応援か何かで自宅にはいないようだ。
この微妙に空いた時間をどうしよう。
・・・
・・・
・・・
思いつくのはやはり。
どこか歩きたい。
それしかないのである。

高知市近郊にあり、気軽にハイキングするには最適な里山、南嶺。
久し振りにここで決定。
自宅から30分程度で登山口まで行けるのが決め手。
何せもう14:00を過ぎているのだ。
急ぎ準備して向かう。

15:00 ジャスト、筆山登山口を出発。
まずは墓地公園の中を進み、皿ヶ峰を目指す。
明るければ墓地も大丈夫(^^;)
小さな子ども連れでお墓参りしている人たちもいて和やかな中を進む 。

看板には”燃やすまい”。
筆山~皿ヶ峰はお線香の残り火などによりよく山火事が発生する。
なので背の高い樹木が少ないと言われている。

そうは言いながらも河津桜が1本あった。
春近し。

15:06 皿ヶ峰のトラバース道との分岐。
左へ行くとトラバース、右へ行くと皿ヶ峰頂上だ。
迷わず右へ進む。

やがて視界が開けてきて、鉄塔が見えてくる。
あそこが頂上だ。

15:10 皿ヶ峰頂上着。
だれもいない。

皿ヶ峰 163m。

東側の展望。
素晴らしい。
たったの10分足らずでこの景色が見れるのは嬉しい。

西側もごらんのとおり。
いい眺め。
天候はいまいち。
夕日撮影は無理かな。

これから向かう南嶺方面。
画面中央、土佐塾高校の奥、左側のピークが鷲尾山。
今日はあそこまで行って戻る予定。
さらにその左側なだらかな稜線の先が宇津野山。
鷲尾山から右へ、鉄塔のあるピークが烏帽子山、その右の鉄塔ピークが柏尾山。
この辺りの山々を総称して南嶺と呼んでいる。
もちろんそれぞれの山をつないで縦走も可能。

15:14 とりあえず東向きに皿が峰を下る。
下界の街の音が結構聞こえる。

15:16 トラバース道と合流する。

そばにある、通称ライオン岩。
私には全くライオンには全く見えませぬが。
簡単に登れるが、縁の方の高度感はなかなか。
Tお得意の詐欺写真にはぴったりの岩かも。

所々にお墓が点在する、歩きやすい草原の道を行く。
遠くに町の喧騒を聞きながらほっこり気分で進む。
いい道です。

振り返る皿ヶ峰。
なんとも言えない、不思議な雰囲気の山だ。

やがて樹林帯に入る。


この辺りは嘆きの森というらしい。
以前来た時より看板が立派になっているような。

15:28 幸崎との分岐点に到着。
左へ進む。

ザ・雑木林な感じの森を行く。

道は大変良く整備されていて歩きやすい。

しゃがみこんで撮影。
最近お腹がつっかえて苦しい・・・
本当にヤバくなってきている・・・

この辺りは巣箱だらけ。
あちこちの木に括り付けられている。
巣箱と言えば平和の権化的な感じがしてついシャッターを切ってしまう。


15:35 土佐塾高校の寮前に出る。
正面のアスファルト道を横断し、階段を登り寮の縁を歩く。

春はすぐそこまで。
何かの木の芽が芽吹いている。

もうすぐ桜の季節。

寮を過ぎると、道は一旦下る。

西日を浴びた杉林がとてもいい感じ。

やがて休憩ベンチがある四差路へ到着。
分岐看板は深谷、吉野、そして先程登った筆山、これから向かう鷲尾山の表記が。
深谷、吉野方面はそれぞれ調査不足。
どこへ向かうかは謎である。
まあ市街地のどこかへ降りれるのだろう。
ここから鷲尾山へ最後の登り。

最終的には合流するのだが、一旦ここで道は二股に分かれている。
左側は急坂路とあるので迷わず左へ。
いや、本当は少し迷ったが、お腹を凹ませなくてはならないので仕方ない。

急坂路とあったけど、手を使ってよじ登るとかではなく普通の道です。

シダが生い茂っている。
シダはいい。
なんか分らんけど。
つい撮ってしまうのです。

急坂路を過ぎるとフラットな道になる。
ここで宇津野山への分岐看板登場。
今日はスルーです。
直進し鷲尾山へ向かう。

似たような写真が続いて申し訳ない。
だがこの辺りでまたしても太陽光が差し込んできていい感じになったので。
いい道です。

やがて私が勝手に南嶺の主と思い込んでいる木の元へ到着。
りっぱな木だ。
過去には誰か絶対この木の下で待ち合わせとかしたんだろうなと想像してしまう。

そしてこうやって見上げたんだろう、きっと。

更に進むと3本並びのおもしろい木が。
競走中かね?
そういえば団子3兄弟はどうしてる?

16:03 鷲尾山頂上着。
眼下には横浜、瀬戸の街並み、そして浦戸湾~太平洋が丸見え。
初日の出の名所として人気があるらしいが、成る程である。
画面中央の大きな橋が浦戸大橋。
その奥が桂浜だ。

西に目をやると烏帽子山が目の前に。
南嶺最高峰はこの烏帽子山だ。(357.8m)

休憩していると誰も居なくなったので自撮り。
背中のザック部分だけの汗染みが気になる・・・(ーー;)
それにしてもいい景色。
ずっと居たくなる。
今度豪華食材を担いできてのんびりランチするのもいいかも・・・

おっと看板撮り忘れそうだった。
鷲尾山306m。

16:25 日没も迫っているので下山を開始する。
ここでレンズ交換。
大好きなNocton 58mm f1.4に付け替える。
ちなみに往路はニコン24mmf1.4でした。

うーんシャープと言いたいけれど中心の芽吹きのところに合わせたはずのピント、ずれてます・・・(・・;)

歩いてきた道を戻る。
やっぱりこのボケ味がいいのです。

とげとげ。

手前の葉っぱにピント。
この立体感はやばい。
だから重くても一眼レフを持ってきてしまう。
なになに?
今のiPhoneで被写界深度調節できるって?
ぐぬぬぬ。

単なる枯葉に西日が差した瞬間。
構図も適当、ブログサイズの写真では分かりにくいけど、いい写りなのです、このレンズ。

寮を通過、嘆きの森へ潜ります。

これもピントが下の幹になっている。
普通正面横切っているの一番太い幹に合わしますよ。
なぜそこに合わしたかは自分でも謎。

バルタン星人の木。

何か廃墟のようなものが。

やがて木間に皿が峰が見えてきた。
薄暗い森をようやく抜ける。

このドラム缶は雨水貯蔵タンク。
ナンバリングされて所々に設置されている様子。
目を最大限これでもかと細めてみれば、アリゾナの風景に見えなくもない・・・・・ような・・・?

これから登り返す皿が峰。
基部からの高低差は約50mなり。

皿が峰トラバース道。
もちろん登り返しを選択。

ウーム、なんの木かね?

登り返した皿が峰頂上より。
夕日に包まれる高知市街。

椿の花がある。
なぜか行きでは気づかなかった・・・

北側正面、一番高い山が工石山。

その西側、とんがった山が雪光山。
この山は一度行ってみたい。

なんの花かな?

東屋も日に暮れる。
さあ帰ろう。

17:40 登山口到着。
何気に下山の方が時間がかかっている(^^;)
まあカメラ休憩が多すぎたかな。

今回はお手軽に歩けていい気分転換になった。
南嶺はいろんなコースがあるし、全山縦走すればまずまずの運動量にもなる。
次回来るときはちょっと違うコースで行ってみようかな。
景色もいいし、安全に歩けていい山です。
おすすめ。




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