森の旅 

To the world where you've never seen.

名峰梶ヶ森で夕焼けハイク!謎のモフモフ犬登場!!

約7分


山歩き日 2020年10月25日

ああ、早い。
本当に。
もう10月が終わろうとしている。
光陰矢の如し。
コロナでマスクが無い無いと騒いでいたのがついこの間のように感じるのだが。
本当あっという間に記念すべき2020年オリンピックイヤーが過ぎ去ろうとしている。
それに輪をかけて山の季節の移り変わりも少しも待ってはくれない。
紅葉なんて超足早に過ぎ去っていく。
本当にぐずぐずできないのだけど。
なかなか山に行けなくてもどかしい日々が続いている。

今日も朝一ちょっと仕事が入ったので全休は得られず。
ただ天候も良いし、昼からTが提案してくれた梶ヶ森に行ってみる事に。
久しぶりの山歩き。
8月の大山以来かな。
楽しみ楽しみ。

梶ヶ森は高知県中部に位置し、四国では数少ない独立峰だ。
標高1399m。
高知市からも比較的簡単に短時間でアクセス出来るため工石山と並んで高知県のハイカーにとっては馴染み深い山だ。
頂上付近には山荘、そして天文台があり、また車道も頂上まで伸びているため登山しなくても気軽に頂上からの大パノラマを堪能できる。
もちろん登山ルートも充実していて龍王の滝、真名井の滝を横目に豊かなブナ、モミ、ツガ、シャクナゲ 等の自然林を堪能できるとの事。
ただ今まで車道が頂上まで伸びているという、そのお手軽さが嫌で登ろうとは思えなかった。
車で行けるなら苦労して登らなくても良いよう気がして。
頂上のアンテナ等の人工物も気になったし。
だが。
今回の山歩きでその考えが浅はかすぎた事が身にしみて理解できた気がする。
やはりみんながいい山だというのにはそれなりの訳がある。

今回も同行はT。
梶ヶ森の麓にある、定福寺で待ち合わせ。
駐車場からは遥か先に梶ヶ森の頂上アンテナが見える。

まずは車で登山口を目指す。
途中こんどうストアーでお買い物。
ゆず香るお寿司が名物。
本当に美味しい。
おすすめ。
ぜひ食べてみて欲しい。

車道をうねうね、ようやく到着。
スタートは山の中腹にある、龍王の滝駐車場から。
ここから登るのが一番のメジャールートかな。
麓の国道から登るルートも存在するみたいだが、すでに14:00前だし圧倒的に時間が足りない。
なのでこのルートで決定。
ふむ、頂上まで2.4km。
まずは腹ごしらえだな。

先ほどのこんどうストアーで買ったお寿司。
ゆずが効いていて、本当にうまい(°▽°)

そして、謎のモフモフ犬登場。
まあTの愛犬なのだが。
今日は一緒に登るのだ。
めちゃくちゃかわいい❤️

これから目指す山頂付近はそこそこ紅葉している様子。
楽しみ楽しみ。

14:10 スタート。
モフモフはTのザックに収納されている。
かわいい〜〜❤️

こっち見ている。
かわい〜〜い!!❤️

大人しく収納されたままのモフモフ。
こう見えてもすでにおじいちゃん犬との事。
無理はさせれない❤️

犬ばかり撮りながら歩いていくとあっという間に龍王の滝に到着。
なかなかの落差、そして水量もしっかりあったので迫力満点。
下手な写真で全くそれが伝わらないが・・・

沢を渡る。
キラキラ輝く水が本当に綺麗。

見上げれば紅葉し始めた葉っぱたち。

自然林の豊かな森。
頂上までの車道、そしてアンテナ塔など人工物があるという時点でなんとなく人工林の単調な登山道だと思っていたけど全くの勘違い。
素晴らしい登山道だ。
久しぶりの山歩きでいくらか割増の感情なのかもしれないが、差し引いてもいい森に違いはない。

秋の午後の優しい日差し。

やがてもう一つの滝、真名井の滝の間近まで到着。

そこそこ威厳に満ちた木を撮り、

真名井の滝に鎮座している石像を見て、このルート、ソロでナイトハイクは絶対無理だと身を引き締め、

急傾斜の梯子を手すりをしっかり握りしめ、いっさい下を見ずに登りきり、

やがて笹原ブナ林へ到着。

突然現れた、見晴らしの良い岩の上に立つT &モフモフ。
眼下には山荘と天文台が見えている。
残念ながら山荘はコロナ休業中らしい。
もう少しカメラを左へ振ると、笹原の土佐矢筈山なんかが見えている。

やがて天狗の鼻と呼ばれるピークに到着。
奥に見えるアンテナ塔が梶ヶ森頂上だ。

天狗の鼻の先端は切り立った崖になっている。

望遠で。
今日は珍しく70-200mmを持ってきている。
ワタクシの山登りでは滅多に使わないのだけど。
重いし(・・;)

切り立った崖なので前方を遮るものもなく、素晴らしい眺め。

ここから一旦キャンプ場の方へ下り、ちょっと登り返せば頂上だ。
先を急ごう。

右のピークが先ほどの天狗の鼻。

いよいよ最後の登り。
振り返ると天狗の鼻とキャンプ場。
ここのキャンプ場ぜひ一度来てみたい。
絶対素晴らしい星空だろうな。

一旦車道に出会う。
ついにカゴから降りたモフモフ❤️

可愛すぎ❤️

カゴの中ではあまりに大人しかったので大丈夫なのかと思っていたが、元気いっぱい❤️

16:40 梶ヶ森に到着。
素晴らしい展望が広がっている。

東側。
奥に見えている笹の山は土佐矢筈かな?

西側。
いろんな山が見えているけどさっぱり同定はできない。
折り重なる山並みが本当にきれいだ。
来てよかった。

しばらく待機して日の暮れを撮ることに。
どんどん気温も下がり、寒くなってきた。

待つ間にモフモフを激写❤️

テヘペロ❤️

うーむ。
大変贅沢な時間を過ごしておりますな。
最高。

さようなら、今日。

完全に日没。
ここから素晴らしいマジックアワー撮影といきたい所だが、寒いしお迎え号も待ってもらっているので撤収。
なんと戻りは車だ。
あまりに贅沢。
あまりに完璧。
ヌクヌク車内であっという間に下山完了だ。
素晴らしすぎたプランニング。
大満足だ。

梶ヶ森は正直本当に今まで興味が湧かなかった山だ。
理由は前述した通りなのだが、しかし本日そのイメージがガラッと変わった。
豊かな自然林の森。
迫力のある名爆。
頂上からの大展望。
山荘もあるし(コロナ休業中だが・・・)天文台、キャンプ場もある。
今日は見れなかったけど、雲海でも有名だし、星空観測にも最高だろう。
その上高知市からも簡単にアクセス出来る距離だし、山頂まで車で来られる。
登山はあくまで山を楽しむ一つの形に過ぎず、車で乗り付けて山荘に泊まってみたり、キャンプしてみたり。
ただドライブがてらやってきて本読んだり絵を描いたりボーッとするだけでもいいだろう。
朝夕撮影や星空撮影も車なら気軽に来れそうだ。
よくよく考えると完璧な山岳リゾートではないのか。
伊達に四国100名山に名を連ねているわけではない。
素晴らしい。
大事にしていかなければならないスポットですな。

大満足で家路についたワタクシであったが、最後の最後に大悲劇が・・・

普段山に全く持参する事のない70ー200mm。
ザックに入れていたのだが、ドーピング車の荷台から落下した衝撃で・・・
前玉が割れている・・・
なぜ・・・
カメラを趣味として結構な年数だがレンズを割ったのは初めて。
これも厄年のせいか・・・
ぐぬぬぬぬ。

T、そしてモフモフ❤️
お疲れ様でした。

ではまた。




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